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ダウンザホールハンマー工法・特殊エアーハンマー二重管掘削工法（ケーシング併設工法） 掘削機

全国さく井協会「さく井・改修工事標準歩掛資料」に採用されている最新工法です。
2010年のチリ鉱山落盤事故の救出孔（外部リンク：プランB、Schramm T130）を最速で成した工法も、このダウンザホールハンマー工法です。

・秋葉産業（株）　ウェルディグマンCⅡ型　巻上能力200m　・・・1台
・カゴタボーリング（株）　KBⅡ型　巻上能力200m　・・・1台

コンプレッサーの高圧縮空気により先端のハンマービットを振動させて、岩盤等を破砕しながら掘削する特殊工法です。
特殊エアーハンマー二重管掘削工法は、ケーシングを掘削同時挿入させるため、崩壊性地盤（砂礫層、破砕帯層、断層）にも適応しています。
エアー掘削のため、ロータリー式の泥水掘削のように産業廃棄物（汚泥）処理は必要なく、僅かな水脈も見逃しません。
櫓（やぐら）は不要なため、2～3時間程度で掘削が開始できます。
井戸工事のほか、ウェルポイント、アンカー、鋼管杭などの土木工事に幅広く採用されています。

ダウンザホールハンマー本体、拡縮・ボタンビット

・秋葉産業（株）　ADMSアダムスシリーズ、東洋企画　TDHシリーズ、三菱マテリアル、YBM、鉱研工業、国際ダイヤモンド工業

超硬質タングステンカーバイトチップを埋め込んでいるため、玉石・転石層、岩盤などの硬質地盤において、すぐれた穿孔性能を誇ります。
ビット本体は高価なツールのため、チップが摩耗したときは自社工場にて新チップを溶接埋め込みして再生しています。
コストを抑えることで、お客様へ高品質な井戸をお安くご提供しています。

高圧エアーコンプレッサー

・AIRMAN　北越工業(株)　PDSG-500S　空気量14.2 m3/min、吐出圧力13.0kgf/cm2、排気量6728cc、出力190PS/2,500rpm
・AIRMAN　北越工業(株)　PDSF-530S　空気量15.0 m3/min、吐出圧力10.7kgf/cm2、排気量9419cc、出力190PS/2,500rpm
・AIRMAN　北越工業(株)　PDS-125S　空気量3.7m3/min、吐出圧力7.1kgf/cm2

高圧、大風量の特殊仕様コンプレッサです。ハンマービットの打撃動力および、掘削泥水の代わり、仕上げのエアリフトに使用します。
空気を循環流体とする最大のメリットは、「泥壁を除去する」という井戸掘削のなかで極めて重要な仕上げ作業が容易になることです。
仕上げ作業の良否により、井戸の取水能力が大幅に変わります。
孔内洗浄、井戸改修などのメンテナンスにも使用します。

ロータリー式ボーリングマシン工法

・東邦地下工機（株）　DH2C型　穿孔能力300m　・・・1台
・東邦地下工機（株）　DH3C型　穿孔能力700m　・・・2台
・東邦地下工機（株）　DH4C型　穿孔能力800m　・・・1台

戦後から現在まで、ボーリング井戸といえばこの工法です。
櫓（やぐら）を建てているので見た目ですぐに分かります。
ビットを回転させて地層を切削し、泥水ととも堀くずを排出します。ビットはトリコンビット（スリーコーンビット）などを使用します。
泥水で孔壁を保護するため、崩壊性地盤は苦手です。崩壊性地盤や大口径ボーリングではケーシング掘りにより掘削します。
掘進速度は遅いですが、温泉ボーリングなどの大深度や大口径ボーリング、地質調査ボーリングなどに適しています。

揚水ポンプ（浅井戸用ポンプ・深井戸用ポンプ）

・川本ポンプ（川本製作所）、グルンドフォスポンプ、シントー他各種　・・・約100台

井戸を掘削した後は、井戸の能力を把握するために仮設ポンプを挿入して揚水試験を行います。
家庭用の小さいポンプから工場用の大きいポンプまで、その井戸に適した浅井戸用ポンプ、深井戸用水中ポンプなどを用意しています。
ポンプの選定は非常に重要なもので、揚水試験を行わずに井戸の能力以上のポンプを設置してしまうと、流入砂などによりポンプが故障してしまうこともあります。弊社では、家庭用井戸でも必ず揚水試験をして適正揚水量、限界揚水量を求めています。
その他に井戸水の滅菌、除鉄・除マンガンなどの浄水システムも扱っています。

発電機、グラウトポンプ、集水スリット加工、設備他

発電機

・デンヨー(株)　DCA-75SPH　75KVA　・・・2台
・デンヨー(株)　DCA-50SPH　50KVA　・・・1台
・デンヨー(株)　BLW-280SS　10KVA　・・・1台
・北越工業(株)　SDG-35S　35KVA　・・・1台
・ヤンマー農機（株）　　10KVA　・・・1台

ボーリング用グラウトポンプ

・鉱研工業(株)　MG30型＆MG15型　・・・各2台
・東邦地下工機（株）　BG15型　・・・1台
・YBM（株）　地質調査用　・・・1台

・マッドスクリーン、三角ノッチ 、ケーシング引き抜きジャッキ
・パイプ類（VPパイプ、SGP鋼管類、継手）、櫓（やぐら）、設備他

集水スリット加工（写真右下）

官公庁の仕様では巻線スクリーンなどが使用されますが、非常に高価なため、一般的な水井戸では、パイプに直接スロット（溝または穴）加工を施したスロット管スクリーンを用います。細長く溝を切ったタイプは、スリット型スロット管と呼ばれます。
弊社のケーシング管のスリット加工は、プラズマ切断（プラズマ機械切り加工）によって行います。
これはプラズマアークを発生させ、ノズルで細く絞り込んだ高温・高圧のプラズマジェットに変えて噴射しながら切断する方法です。
ガス切断に比べ、高速で高品質なスリット断面が得られるため、集水能力が高くなるという利点があります。（上記写真の最後）